対象疾患・診療内容このページを印刷する - 対象疾患・診療内容

1.CT

マルチスライスCTは従来のシングルヘリカルCTと比較して体軸方向に複数の検出器が配置されているのが特徴で、広い範囲を高い分解能で短時間にスキャンすることができ、また、ルーチンに薄いスライス幅での撮像が可能になり種々の三次元画像が作成可能となりました。

 
 
2.MRI

1.5T MRはフィリップス社独自のSENSE法をはじめとする種々の高速撮像法の実用化によりコントラストのよい高精細な画像を比較的短時間に提供できるようになりました。

 
3.IVR

血管造影の手技を応用した治療、いわゆるIVRは当科でも最も力を注いでる領域です。肝臓 癌の化学塞栓療法、外傷による動脈性出血の緊急塞栓術、血管拡張術、脳動脈瘤塞栓術など多数の症例の経験があります。シーメンス社製IVRシステムの導入 によりさらに精度の高い安全な治療が遂行できるようになりました。

 
4.PET/CT検査
生体の代謝機能過程と解剖学的構造を同時に描出し、両情報の正確なfusion imagingを行っています。高感度LSOクリスタルを使用することにより、正確な定量値(SUV値)、小病変の正確な描出が可能です。
 
 
5.RI検査(核医学検査)

RIでは骨シンチや腫瘍シンチに加えて心筋、脳血流シンチなども行っています。心筋や脳の血流の状態が評価でき、治療方針の決定に役立っています。

 
6.放射線治療
リニアック装置とマルチリーフ・コリメーターを組み合わせた高エネルギーX線、電子線照射と高線量率イリジウム線源を用いた腔内照射、組織内照射を組み合 わせた多様な治療が可能となっています。骨・リンパ節転移や再発病変の他にも、合併症・様々な理由により手術が難しい症例についても治療対象となります。 
 従来放射線治療は進行した悪性腫瘍症例におこなわれることが多く入院しておこなうことが基本でしたが、術後照射の症例やADLの保たれている症例については外来での治療も十分可能です。