泌尿器科

泌尿器科は尿をつくってから輸送して体外に排泄する臓器（腎臓、尿管、膀胱、尿道）、
男性生殖器、（前立腺、陰茎、精嚢腺、精巣、精巣上体）にかかわる疾患の診断治療を担当しており、
ホルモンを産生する内分泌臓器（副腎及び副甲状腺）の外科的治療にもかかわっています。
高齢化社会となり、泌尿器癌も増加しており、またQOLに大きな影響を与える排尿にかかわる問題を
抱える患者さんも増加してきています。
当科は県央地区の泌尿器科の中核病院としてかかりつけ医の先生方や他病院泌尿器科医と深く連携し、
たくさんの患者さんを時間外緊急も含めてご紹介いただいております。
泌尿器科腹腔鏡技術認定医が3名おり、低侵襲で患者さんにやさしい腹腔鏡手術を副腎腫瘍や腎癌、
腎盂尿管がん、前立腺がん、膀胱がんなどに多数行っています。
手術以外の癌治療も癌治療認定医3名により最適な治療をめざしています。
また救命救急センターがある当院では尿路結石関連の結石性腎盂腎炎や敗血症の症例も多く、
レーザー等も用いた内視鏡的結石破砕、体外衝撃波などすべての治療に対応しています。
小児泌尿器科も小児科・長崎大学泌尿器科と連携して症例数も豊富です。
当科は長崎大学と並んで末期腎不全の腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)すべてに対応しています。
腎臓内科と連携し、各種透析導入、バスキュラーアクセス作成・再建を行っており、腎移植については
日本移植学会移植認定医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医がおり、これまで120例以上の移植を行って
術後外来フォローも経験豊富です。
今後とも高い専門性を生かして地域の皆様に信頼していただける医療を目指して頑張っていきたいと思っています。