RI検査(核医学検査)このページを印刷する - RI検査(核医学検査)

検査設備

  • ガンマカメラ装置

    ガンマカメラ装置

  • 放射性医薬品

    放射性医薬品

RI(Radio Isotope)検査とは

RI検査は、患者さんに放射性医薬品を投与することから始まります。投与された
放射性医薬品が、目的とする臓器や組織に集まったところを、ガンマカメラという装置で撮影します。全身像や断層像、体内のさまざまな臓器の働きなどの情報を得ることができます。

 

放射性医薬品とは
放射性医薬品は極微量のガンマ線という放射線を出す放射性同位元素(RI)を含んでいます。
しかし、検査に用いられるものはすべて短時間に放射線を出す能力がなくなりますので
ご安心ください。また、薬としての副作用も極めて少ないという特徴があります。

RI検査の主な流れ

※検査の種類によっては異なる場合があります

 

1.RI投与:目的の臓器や病気に集まる放射線医薬品を飲んだり、注射したりします。
2.RIが目的臓器に集まるまで待ちます。:検査の種類によって待ち時間は異なります。
3.撮像開始:体外よりガンマカメラを用いて、集積したRI画像を撮像します。ほとんどの場合寝ているだけで済みます。検査時間は短いもので30分、長いもので90分くらいかかります。時間を追って、何度か撮像する場合もあります。

 
RI検査風景
  • RI検査風景

検査で分かる疾患

  • 脳血流シンチ (脳梗塞・脳腫瘍など)

    脳血流シンチ (脳梗塞・脳腫瘍など)

  • 心筋シンチ (心筋梗塞・狭心症など)

    心筋シンチ (心筋梗塞・狭心症など)

 
  • 腎シンチ (腎機能など)

    腎シンチ (腎機能など)

  • 骨シンチ (骨の腫瘍・炎症・骨折など)

    骨シンチ (骨の腫瘍・炎症・骨折など)

 
当院で行われている主な RI 検査

全身骨シンチ  脳血流シンチ  心筋シンチ  アシアロ肝シンチ  甲状腺シンチ
腫瘍シンチ  腎機能シンチ(レノグラム)  肺血流・換気シンチ 等

 

よくある質問

放射線を出す薬を身体に入れても大丈夫なの?
 薬による副作用の心配はありませんし、放射線被ばくも身体に影響のないように厳密に計算されて投与しますので心配ありません。

身体への被ばくなどの影響は? 
 検査で受ける放射線の量は、胸やおなかのX線撮影と同じ程度かそれ以下でとても弱く、また薬そのものの放射線も時間と共に少なくなり、尿や便として体の外に出てしまい、時間と共に無くなってしまいますから、本人自身や、周辺の人の身体への影響についてもほとんど心配ありません。