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慢性創傷と従来の治療

 数ヶ月以上も治らない創傷を「慢性創傷」と呼んでいます。慢性創傷は増加傾向にあり、患者のQOLを損ね、また医療費高額化・入院の長期化を招くなど問題となっています。
 慢性創傷には、糖尿病・血流障害による潰瘍、床ずれ、感染に起因する創傷などがあり、これまでは治療が難しく、実際これらに対する治療成果は必ずしもよくないのが実状です。
 従来、多くの施設では専門的・集中的に診るところがなく、外科、内科、皮膚科、整形外科等の診療科で関連分野の治療を行うのみで、何故治らないのか、何故再発するのかがわからず、患者は悩んだり、治療を諦めたりしていました。