手術実績・トピックスこのページを印刷する - 手術実績・トピックス

ダビンチによるロボット支援手術を開始しました

前立腺手術に続き、消化器外科領域である下部消化管、膵臓におきましてロボット手術を開始しました。ロボット手術は従来の開腹手術に比べより小さな創口、より出血量が少ない低侵襲手術を可能とします。また、カメラと鉗子を術者が自由自在に操作できるためより精緻な手術が行えます。今後も対象となる疾患の適応を拡大し、より安全確実な手術を提供できるように取り組んでまいります。
副院長 黒木 保

第60回九州外科学会に参加しました

2024年3月8~9日に大分で開催された第60回九州外科学会に参加しました。当院からは研修医セッションで4演題の発表がありました。皆、堂々とした良い発表で、質疑応答にも答えていました。野々村美香先生の発表「甲状腺手術における術後出血を早期に発見するための工夫」が、研修医セッションの優秀演題賞を受賞しました。おめでとうございます。
外科部長 南 恵樹

第123回日本外科学会定期学術集会で発表してきました

  • 第123回日本外科学会定期学術集会
2023年4月27~29日に東京で開催された第123回日本外科学会定期学術集会で8つの発表がありました。今回は、特別講演とシンポジウムでの発表がありました。中原さんは外科系学会ではすでに有名人で多くの先生方に名刺交換を求められていました。北里先生は外科学会のシンポジストといった価値ある立場でいつものようにクールに発表されていたと思います(司会の時間と重なって聞きに行けませんでした)。また、研修医の石井 青先生が立派に発表し堂々と質疑応答に答えていました。外科系学会の最高峰である外科学会での発表は、研修医にとってハードルは高いですが、非常に有意義であったと思います。

1.(特別企画)外科専属診療看護師(NP)導入成功の要点と外科医の「働きやすさ」改革への貢献.中原 未智

2.(シンポジウム)有症状肝嚢胞に対する大網皮弁付加腹腔鏡下肝嚢胞開窓術の治療成績.北里 周

3.進行直腸癌に対する適切な術前リスク評価と術前治療および側方郭清の適応に関する検討.竹下 浩明

4.肝切除術後難治性胆汁瘻のリスク因子及びマネジメント戦略.福井 彩恵子

5.IPDA先行切離による膵頭十二指腸切除術の有用性.岡本 辰哉

6.食道癌患者に対する術前十全大補湯投与の臨床的検討.米田 晃

7.橈側皮静脈カットダウン法による中心静脈ポート留置術の導入初期成績と課題.池田 貴裕

8.中心静脈ポートカテーテルが右内胸静脈に迷入した1例.石井 青
副院長 黒木 保

第84回日本臨床外科学会総会で「優秀演題賞」を受賞しました

2022年11月24~26日に福岡で開催された第84回日本臨床外科学会総会において、JNPの中原 未智さんが総会特別企画「まだ間に合う!医師の働き方改革」で「外科専属診療看護師(Nurse Practitioner; NP)により質の高いチーム医療が可能となる」を発表し、全国で8演題しか選ばれない「優秀演題賞」を受賞しました。2,000人収容の大ホールでの口演は見事でした。
副院長 黒木 保

第59回九州外科学会「優秀演題賞」を受賞しました

2023年3月10日・11日に宮崎で開催された第59回九州外科学会で、研修医の鋸崎 翔太先生が「術前化学療法により病理学的完全奏功を得た膵尾部癌の1例」を発表し、「優秀演題賞」を受賞しました。当院からは他に角 遼先生、梶原 優介先生、門田 優太先生、門松 英先生、小松 桃子先生が演題を口演発表し、質疑応答にも堂々と対応してくれました。
副院長 黒木 保

「研修医award」を受賞しました

2021年11月18日~20日にかけて行われた第83回日本臨床外科学会総会にて「交通外傷3ヶ月後に遅発性脾破裂を生じた1例」で発表し、研修医award賞を頂くことができました。
 遅発性脾破裂は、鈍的脾損傷にて1%前後に生じるとの報告があり、受傷後3週間以内の発症がほとんどです。私が経験し発表したものは、交通事故3か月後に遅発性脾破裂を認めた非常に珍しい症例でした。
ご指導いただいた外科の黒木先生をはじめ多くの先生方に感謝申し上げます。今後も積極的に学会発表を行っていきたいと思います。
初期研修医 志田 泰一朗

日本臨床外科学会「研修医award」を受賞しました

2020年10月29日~31日にかけて第 82回日本臨床外科学会総会がWEB開催で執り行われました。
「右半結腸切除後に発症した膵十二指腸動脈瘤破裂の1例」という演題で発表し、研修医 award賞を頂くことができました。

実際に外科ローテート中に経験した症例で、もともと無症候性の正中弓状靭帯圧迫症候群があり、右半結腸切除術の際に回結腸動脈と右結腸動脈を切離したことにより、相対的に膵十二指腸動脈の血流が増えたことで膵十二指腸動脈瘤の形成と切迫破裂に至ったと思われた1例でした。正中弓状靭帯圧迫症候群は意外と有病率が高く(腹部CT施行例の7%に無症候性の腹腔動脈起始部狭窄を認める)、手術に際して動脈瘤の形成や破裂に注意が必要と示唆する症例で、その点をご評価頂けたと思っています。
このような賞を頂くにあたり、発表の機会を提供し、ご指導いただいた外科の黒木先生はじめ多くの先生方に感謝申し上げます。
今後もこの機会を励みに精進したいと思います。
初期研修医 本多 弘幸

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