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対象疾患・診療内容

リウマチ科では外来診療の他、総合診療センター(7階B病棟)における入院診療を行っています。
 
対象疾患
関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、全身性エリテマトーデス、強皮症、
多発性筋炎・皮膚筋炎、混合性結合組織病、成人発症スチル病、ベーチェット病、
血管炎症候群(結節性多発動脈炎・ウェゲナー肉芽腫症・大動脈炎症候群など)、
脊椎関節炎(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎など、)掌蹠膿疱症性関節症、
その他のまれな膠原病・自己免疫疾患
 
診療内容
・関節リウマチ
関節リウマチでは、免疫異常により複数の関節に炎症が引き起こされ、これらの持続が関節の破壊、変形へとつながります。そのためできるだけ早く診断し、適切な治療により関節の炎症を抑えることが重要です。血液検査、レントゲンに加え、関節エコー、MRIを組み合わせて、診断・病状の進行予測を行い、治療方針を提案します。
治療は抗リウマチ薬(メトトレキサートなど)の内服が多いですが、難治の症例や骨破壊の進行が予測される症例には、有効性の高い生物学的製剤(関節の炎症に関わるサイトカインやリンパ球に作用する)を使用します。また関節の腫れが持続する患者さんや、関節変形による機能障害のため手術の必要な患者さんでは、整形外科と連携をとり、滑膜切除術や人工関節置換術を検討します。


・膠原病
膠原病では皮膚、腎臓、肺など複数の臓器病変がみられることが珍しくありません。当院では診療科が充実しており、複数の診療科と連携を取りながら、より専門的な医療を提供することが可能です。
治療は、免疫の異常を是正する目的で、ステロイドや免疫抑制剤が中心となりますが、重症度に応じて、血漿交換療法、免疫吸着療法、免疫グロブリン大量療法なども行います。