対象疾患・診療内容このページを印刷する - 対象疾患・診療内容

対象疾患・診療内容について

統合失調症、気分障害(うつ病)、不安(パニック)障害、器質性精神障害に対する新しい薬物療法を実施しております。

■外来診療について
精神障害全般の診断・治療を行っていますが、以下のような症状の患者さんには、専門治療を行っている病院・施設での療養をお勧めしております。

・認知症に関連した治療を希望する場合(ただし認知症の診断目的での受診は可能です)。
・不登校、引きこもり、摂食障害のような児童・思春期特有の問題がある場合。
・統合失調症の急性期や興奮が著しい、自傷行為が著しい患者さんなど当院では対応が困難な病状の場合。
・アルコールの問題(アルコール依存症)がある場合。
・摂食障害(拒食症など)の専門治療を希望する場合。

 

■入院治療について
精神科身体合併症専門病床(MPU:MedicalPsychiatryUnit)で、身体疾患と精神障害の合併に対する治療を実施しています。長崎県内でこのような専門治療を行う施設は他になく、離島はもとより隣接する佐賀県からも数多くの患者さんを受け入れています。また、主に精神科病院入院中のうつ病や統合失調症の患者さんを対象に修正型電気けいれん療法(m-ECT)を行っています。

当院に患者さんの紹介をされる医療機関は以下の点にご留意いただき、県内唯一である精神科身体合併症治療専門病床の効率運営にご協力お願いいたします。


1.当科への入院適応は精神疾患に合併した急性期の身体疾患に入院治療の必要性がある場合です(身体疾患の症状が軽度もしくは慢性期で、精神症状の治療が主な目的である場合は入院適応とはなりません)。原則として精神疾患のみを対象とした転入院は受け付けていませんがm-ECT導入目的の入院については病床の都合を考慮し受け入れを検討します。

2.入院治療の依頼はまず当該身体科医師にご相談ください。当該身体科医師により入院治療が妥当な身体症状か判断いたします。m-ECT目的の入院依頼は当科に直接ご相談ください。

3.当該身体科医師への相談の後は、その日の精神科新患担当医にご連絡ください。精神症状に関する情報を伝えていただき、精神科病床への入院が妥当かベッドの空床状況などを踏まえてご相談いたします。

4.当院での身体治療が終了した時点で紹介元の医療機関への転院となります。