対象疾患・診療内容このページを印刷する - 対象疾患・診療内容

対象疾患・診療内容について

1. 脳血管障害
 急性期脳梗塞を中心に診療しています。適応症例に対しては、t-PAによる血栓溶解療法を実施しています。脳神経外科や放射線科との連携により、外科的治療や血管内治療の検討が速やかに行えるのが強みです。また、地域のリハビリ病院と連携し、回復期リハビリへとつなげています。

 

2.てんかん
 原発性および症候性てんかんに対する薬物療法を行っています。入院は主に発作時の対応をしています。発作が重積している場合は、集中治療室で人工呼吸器管理が必要になることもあります。通院で病状が安定している場合には、長期処方が可能です。難治性てんかんに対しては、脳神経外科と連携し、外科的治療を検討することができます。

 

3.神経変性疾患
 パーキンソン病については主に外来で治療を行っていますが、内服調整目的の入院も行っています。誤嚥性肺炎などの合併症に対する治療、レスパイト、胃瘻造設を目的とした入院も受け入れています。

 

4.神経感染症
 救命センターの協力の下、髄膜炎、脳炎などの治療を行っています。

 

5.免疫関連性中枢神経性疾患
 多発性硬化症、視神経脊髄炎などに対し、免疫療法(ステロイドパルス療法、血液浄化療法など)を行っています。

 

6.末梢神経障害
 ギラン-バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経根ニューロパチー(CIDP)などの入院加療を行っています。必要に応じて、大学の協力の下、神経生検を実施しています。末梢神経伝導検査および針筋電図は他科依頼も含め、当科医師で実施しています。

 

7.神経筋接合部疾患
 重症筋無力症に対する免疫療法(ステロイド治療、血液浄化療法など)を行っています。胸腺摘出術が適応となる場合には、呼吸器外科に紹介しています。

 

8.筋疾患
 多発筋炎/皮膚筋炎、筋ジストロフィー、ミトコンドリア脳筋症などが対象です。必要に応じ、筋生検を実施しています。