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対象疾患・診療内容

以下のような症状があるときには循環器内科の疾患の可能性があります。
お近くの先生に相談をされて、病状に応じて当院へ紹介していただきましょう。

 

狭心症
 主に動脈硬化が原因で心臓の血管(冠動脈)に狭窄が起こり、一過性に心筋の血液が減少する病気で急性心筋梗塞や重症な不整脈を起こす可能性があります。急いで歩いたり坂道を登ったりすると胸が締めつけられる、または胸が痛くなります。中には夜中や朝方に胸が締めつけられて目が覚めることもあります。

 

急性心筋梗塞
 心臓の血管(冠動脈)が突然閉塞し、心筋への血流が途絶える病気です。日本人の死亡原因の中で癌に次いで多い病気です。強い胸痛や背部痛が30分以上持続し、冷や汗をかきます。

 

心不全
 心臓の働きが低下することにより、歩行時や坂道を登ると息苦しい、また夜中息苦しくて目が覚める、疲れやすい、足がむくむなどの症状があります。

 

心臓弁膜症
  前胸部に雑音を聴取し、動悸や息切れ、呼吸困難さらに足のむくみなどの症状があります。

 

拡張型心筋症
 心臓の筋肉の働きが悪くなり、徐々に心臓の部屋(心室)が大きくなります。重症化すると心不全や危険な不整脈を合併することがあります。

 

肥大型心筋症
 心臓の筋肉が徐々に肥大してくるため、心臓の働きが低下し、心不全症状や意識消失発作などの危険な不整脈を合併することがあります。

 

頻脈性不整脈
 心房細動や心室性頻拍などがあり、突然脈の不整や動悸が起こります。中には目の前が一時的に暗くなることもあります。

 

洞不全症候群、完全房室ブロック
 どちらも脈の数が少なくなる病気です。そのため疲れやすい、時々目の前が暗くなるなどの症状があります。

 

高血圧
 血圧が高く(収縮血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上)、時に頭痛や心臓の拍動を感じます。無症状で経過することが多いのですが、放置しておくと脳出血、心筋梗塞、解離性大動脈瘤などの大きな病気を合併する可能性があります。

 

閉塞性動脈硬化症
 腕や足の血管が動脈硬化のため狭くなり、血流が減少します。そのため腕が疲れやすい、長い距離を歩くと足が痛くなるなどの症状があります。