平成23年度 倫理審査委員会
平成23年度 倫理審査委員会
【第11回倫理審査委員会:平成24年3月5日】
申請番号:23071 | |
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申請者 | 手術室看護師 木場 みちよ |
申請課題 | 手術部位感染サーベイランス |
判定 | 承認 |
申請番号:23070 | |
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申請者 | 肝臓内科医長 阿比留 正剛 |
申請課題 | ペレチノイン第II/III相試験終了後の予後追跡調査 |
判定 | 承認 |
【第10回倫理審査委員会:平成24年2月6日】
申請番号:23069 | |
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申請者 | 腎臓内科医師 今立 俊輔 |
申請課題 | 家族性に発症した腎骨形成症例の家系内調査と遺伝子解析に関する臨床研究 |
判定 | 承認 |
申請番号:23068 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | KW-0761投与時の皮疹の発症メカニズムの解析 |
判定 | 承認 |
申請番号:23067 | |
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申請者 | 外科医長 前田 茂人 |
申請課題 | エストロゲン受容体陽性乳癌に対するS-1術後療法ランダム化比較第III相試験 |
判定 | 承認 |
申請番号:23066 | |
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申請者 | 外科医長 前田 茂人 |
申請課題 | HER2陰性アンスラサイクリン系およびタキサン系薬剤既治療の進行・再発乳癌患者に対するエリブリンの安全性および有効性に関する検討 |
判定 | 承認 |
【第9回倫理審査委員会:平成23年12月12日】
申請番号:23065 | |
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申請者 | 治療研究部長 八橋 弘 |
申請課題 | 病態別の患者の実態把握のための調査及び肝炎患者の病態に即した相談に対応できる相談員育成のための研修プログラム策定に関する研究 |
判定 | 承認 |
申請番号:23064 | |
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申請者 | 麻酔科医師 戸坂 真也 |
申請課題 | くも膜下出血の手術におけるフェンタニル麻酔とレミフェンタニル麻酔の比較検討 |
判定 | 承認 |
申請番号:23063 | |
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申請者 | 麻酔科医師 戸坂 真也 |
申請課題 | 硬膜外麻酔を用いたレミフェンタニルによるシバリングの予防効果 |
判定 | 承認 |
申請番号:23062 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | 骨髄不全症候群および発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)疑い症例におけるGPIアンカー膜蛋白欠損血球の保有率とその意義を明らかにするための観察研究 |
判定 | 承認 |
申請番号:23061 | |
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申請者 | 外科医長 前田 茂人 |
申請課題 | ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の原発乳がんに対するドセタキセル/シクロホスファミド(TC)療法、5-フルオウラシル/エピルビシン/シクロホスファミド(FEC)TC療法、TC-FEC療法による術前化学療法のランダム化試験(JBCRG-09) |
判定 | 承認 |
申請番号:23060 | |
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申請者 | 外科医長 前田 茂人 |
申請課題 | HER2陰性原発性乳癌に対する術前化学療法としてのTC療法(ドセタキセル/シクロフォスファミド)の有効性と安全性に関する検討 |
判定 | 承認 |
申請番号:23059 | |
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申請者 | 外科医長 前田 茂人 |
申請課題 | 手術可能乳癌におけるnab-Paclitaxel(nanoparticle albumin-bound Paclitaxel)followed by FECによる術前化学療法の第II相試験(KBC-SG1103) |
判定 | 承認 |
申請番号:23058 | |
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申請者 | 診療放射線主任技師 丸山 裕稔 |
申請課題 | Gd-EOB-DTPA検査における肝細胞相でのFree Breath e-THRIVEの有用性 |
判定 | 承認 |
【第8回倫理審査委員会:平成23年11月14日】
申請番号:23057 | |
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申請者 | 医療安全管理係長 佐々木 真由美 |
申請課題 | リスク感性が高い看護師の自己効力感と職業経験の関係性 |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23056 | |
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申請者 | 5A病棟看護師 瀧口 尚 |
申請課題 | 泌尿器科開腹術における腹帯着用の有用性について |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23055 | |
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申請者 | 整形外科医長 前田 和成 |
申請課題 | 脊柱後弯あるいは後側弯変形に伴う胃食道逆流症の実態調査 |
判定 | 承認 |
申請番号:23054 | |
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申請者 | 整形外科医師 泉 政寛 |
申請課題 | 経口Xa阻害剤とフットポンプの併用による人工関節置換術後のVTE予防効果の検証 |
判定 | 承認 |
申請番号:23053 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | がん化学療法に伴う貧血に関する実態調査 |
判定 | 承認 |
申請番号:23052 | |
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申請者 | 小児科医長 青木 幹弘 |
申請課題 | 早期産児および子宮内発育遅延児における臍帯血トロンボモジュリン蛋白量の解析 |
判定 | 承認 |
【第7回倫理審査委員会:平成23年10月3日】
申請番号:23051 | |
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申請者 | 4B病棟助産師 永野 朝子 |
申請課題 | 母乳育児希望でBFH認定の病院で出産後、入院中に混合栄養に移行することになった母親の思い |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23050 | |
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申請者 | 8B病棟看護師 池田 江里 |
申請課題 | 効果的な大腸内視鏡検査前処置と水分摂取の関係 |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23049 | |
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申請者 | 泌尿器科部長 松屋 福蔵 |
申請課題 | 移植腎機能に影響を及ぼす免疫抑制剤代謝に係る遺伝子多型の解析 |
判定 | 承認 |
申請番号:23048 | |
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申請者 | 形成外科医長 藤岡 正樹 |
申請課題 | 超低体重出生児の褥瘡予防体圧分散寝具の開発に関する研究 |
判定 | 承認 |
申請番号:23047 | |
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申請者 | 形成外科医長 藤岡 正樹 |
申請課題 | 一般社団法人日本熱傷学会「熱傷入院患者レジストリー」への症例登録事業 |
判定 | 承認 |
【第6回倫理審査委員会:平成23年9月5日】
申請番号:23046 | |
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申請者 | 病因解析研究部長 右田 清志 |
申請課題 | トシリズマブ(アクテムラ)治療リウマチ患者におけるインフルエンザワクチンに対する抗ワクチン抗体上昇効果 |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23045 | |
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申請者 | 病因解析研究部長 右田 清志 |
申請課題 | トシリズマブ(アクテムラ)治療リウマチ患者における肺炎球菌ワクチンに対する抗ワクチン上昇効果 |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23044 | |
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申請者 | 外来看護師 薗田 久美子 |
申請課題 | 乳癌によりホルモン療法を受けている患者の思いに関する研究~ホルモン療法中の患者のインタビューを行って~ |
判定 | 承認 |
申請番号:23043 | |
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申請者 | 副看護師長 有森 葉子 |
申請課題 | 終末期がん患者の家族への看護師の支援の内容と意味 |
判定 | 承認 |
申請番号:23042 | |
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申請者 | 泌尿器科部長 林 幹男 |
申請課題 | 去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対するドセタキセルとエストロゲンのランダム化比較試験 |
判定 | 承認 |
申請番号:23041 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | JALSG参加施設に新たに発生する全AML,全MDS,全CMML,症例を対象とした5年生存率に関する観察研究(前向き臨床観察研究)-JALSG AML/MDS/CMML Clinical Observation Study (JALSG-CS)-11- |
判定 | 承認 |
申請番号:23040 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | 造血細胞移植におけるMycophenol Mofetil(MMF)使用実態の全国調査2 |
判定 | 承認 |
申請番号:23039 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | 好中球減少症に持続性発熱を併発した患者に対する経験的抗真菌治療におけるイトラコナゾール注射剤とアムホテリシンBリポソーム製剤の多施設共同前向き無作為化比較試験(ILEN Study) |
判定 | 承認 |
申請番号:23038 | |
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申請者 | 精神科医師 蓬莱 彰士 |
申請課題 | ストレスとこころのリスクに関する長期経過についての調査 |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23037 | |
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申請者 | 小児科医長 青木 幹弘 |
申請課題 | 周産期医療の質と安全の向上のための研究 |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23036 | |
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申請者 | 産婦人科医長 山下 洋 |
申請課題 | 子宮内胎児発育不全児における臍帯血Cペプチド濃度 |
判定 | 承認 |
申請番号:23035 | |
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申請者 | 救命救急センター長 高山 隼人 |
申請課題 | 救急外来死亡患者に対するオートプシーイメージング(AI)の重要性についての研究 |
判定 | 保留 |
申請番号:23034 | |
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申請者 | 臨床工学技士 谷脇 裕介 |
申請課題 | 心臓血管外科手術後の人工呼吸管理におけるLumg Recruitment及び至適呼吸週末陽圧の検討 |
判定 | 承認 |
申請番号:23033 | |
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申請者 | 整形外科医師 泉 政寛 |
申請課題 | 人工関節置換術患者における経口FXa阻害剤の有効性と安全性の検討 |
判定 | 承認 |
【第5回倫理審査委員会:平成23年8月30日】
申請番号:23032 | |
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申請者 | 9B病棟看護師 川原 由里子 |
申請課題 | 精神リエゾン病棟における口腔ケアの実践と効果 |
判定 | 承認 |
申請番号:23031 | |
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申請者 | 手術室看護師 長坂 隆史 |
申請課題 | 保護者同伴入室マニュアルを用いた術前訪問を実施して-保護者のアンケート結果より- |
判定 | 承認 |
申請番号:23030 | |
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申請者 | 7B病棟看護師 荒木 将晴 |
申請課題 | ステロイド内服患者の自宅での内服管理の実態 |
判定 | 承認 |
申請番号:23029 | |
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申請者 | 副院長 中原 賢一 |
申請課題 | 高LDLコレステロール血症を有するハイリスク高齢患者(75歳以上)に対するエゼチミブの脳心血管イベント発症抑制効果に関する他施設共同無作為化比較試験 |
判定 | 承認 |
【第4回倫理審査委員会:平成23年7月4日】
申請番号:23028 | |
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申請者 | 小児科医長 青木 幹弘 |
申請課題 | 小児中枢神経系障害における先天性サイトメガロウィルス感染の後方視的診断 |
判定 | 承認 |
申請番号:23027 | |
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申請者 | 小児科医長 青木 幹弘 |
申請課題 | 胎児期に脳室拡大を指摘された児の疫学調査と先天性感染症の関与について |
判定 | 承認 |
申請番号:23026 | |
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申請者 | 肝臓外科研究室長 蒲原 行雄 |
申請課題 | 肝硬変における脾臓摘出術の有用性・安全性の検討 |
判定 | 承認 |
申請番号:23025 | |
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申請者 | 肝臓外科研究室長 蒲原 行雄 |
申請課題 | 脂肪性肝炎における肝再生能、組織修復能の解明 |
判定 | 承認 |
申請番号:23024 | |
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申請者 | 9A病棟看護師長 前田 美智子 |
申請課題 | 育児期間中の女性患者の心理~患者へのインタビューを通して |
判定 | 条件付承認 |
申請番号:23023 | |
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申請者 | 9B病棟看護師長 大田 理美子 |
申請課題 | 新任副看護師長教育における看護管理項目で看護師長が指導する時期の妥当性の検討 |
判定 | 承認 |
申請番号:23022 | |
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申請者 | 栄養管理室主任栄養士 吉丸 雅美 |
申請課題 | 入院時の患者の栄養状態に関する臨床評価指標の検討 |
判定 | 承認 |
申請番号:23021 | |
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申請者 | 感染管理専従看護師 中村 みさ |
申請課題 | MRSA検出患者の患者側背景調査 |
判定 | 承認 |
申請番号:23020 | |
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申請者 | 治療研究部長 八橋 弘 |
申請課題 | B型肝炎ウィルス感染の病態別における宿主遺伝因子の探索研究 |
判定 | 承認 |
申請番号:23019 | |
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申請者 | 外科医長 前田 茂人 |
申請課題 | 薬物療法非抵抗性stageIV乳癌に対する原発巣切除の意義(原発巣切除なしversusあり)に関するランダム化比較試験 |
判定 | 承認 |
【第3回倫理審査委員会:平成23年6月6日】
申請番号:23018 | |
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申請者 | 医療安全管理室医療安全管理係長 佐々木 真由美 |
申請課題 | ワーファリン服薬忘れ対策からの提言 |
研究の概要 | 平成23年3月よりワーファリン服薬忘れ対策を電子カルテシステムと手動システムで稼働さえれている。しかし、これらが守れずに服薬忘れの報告が提出されている。ワーファリン服薬忘れは患者へ大きな影響を起こすため、効果的な対策を継続して検討している状況である。今回、ワーファリンを多く服薬している循環器病棟では独自に強化システムを検討して実施した。その効果を検証して、良い対策は他部署でも取り組みとする。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23017 | |
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申請者 | 麻酔科医長 柴田 茂樹 |
申請課題 | 術中フェンタニル持続静脈内投与後のcontext-sensitive half-time延長による術後フェンタニルの残存効果(鎮痛作用および副作用・合併症)の検討 |
研究の概要 | 持続静脈内投与を停止してから血漿濃度が半減するまでの時間をcontext-sensi tive half-timeといい、持続静脈内投与時間に影響されるといわれている。フェンタニルは、2時間以上の持続投与でcontext-sensitive half-timeが延長し、長時間作用のオピオイドとなる特性を持っている。腹腔鏡下胆嚢摘出術後のフェンタニルの残存効果(鎮痛効果、副作用)を術中持続静注法と静脈内単回注入法とでprospectiveに比較検討する。 |
判定 | 保留 |
申請番号:23016 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | 再発高齢者悪性リンパ腫に対Rituximab,Mitoxantrone,Etoposide,Prednisolone併用療法の第 II 相臨床試験(R-MEP07) |
研究の概要 | 再発または増悪のCD20抗原陽性び漫性大細胞型B細胞リンパ腫のうち,70歳以上85歳未満の高齢者を対象に,Rituximab, Mitoxantrone, Etoposide, Prednisolone併用療法(R-MEP療法)による化学療法の有効性と安全性を検討する |
判定 | 承認 |
【第2回倫理審査委員会:平成23年5月9日】
申請番号:23015 | |
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申請者 | 脳神経外科医師 高畠 英昭 |
申請課題 | くも膜下出血後脳血管攣縮発症機序に関する後ろ向き観察研究 |
研究の概要 | 脳血管攣縮はくも膜下出血発症数日~2週間後に起こる合併症であり、意識障害や麻痺などの神経症状悪化を来たし予後不良要因の最も重要なものの一つである。従来、脳血管攣縮はくも膜下腔に起こった出血(血腫)の分解産物による脳主幹動脈狭小化を原因とする脳虚血が原因であると考えられてきたが、最近では、これと異なり発症直後の頭蓋内圧亢進や脳血流低下による脳損傷が起因となり、主幹動脈よりさらに末梢の微少血管の虚血や炎症反応が関連するという説(early brain injury)が注目を集めている。Early brain injuryはこれまで動物実験を主体とする実験研究結果により裏付けられてきたが、臨床的知見に基づく裏付けはまだほとんど行われていない。本研究の目的は、臨床データベースから得られたデータに基づき、early brain injuryの考えを臨床的に検証する。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23014 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | 成人再発フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病に対するダサチニブ併用化学療法の有効性と安全性を評価する臨床第2相試験(JALSG Ph+ALL210R) |
研究の概要 | 成人の再発Ph+ALLを対象にして、ダサチニブ併用化学療法の安全性と有効性を検討することを目的とする。主要評価項目はダサチニブ併用寛解導入療法による血液学的完全寛解率。副次的評価項目は、血液学的寛解率、細胞遺伝学的完全寛解率、分子遺伝学的寛解率、有害事象割合及びダサチニブ中止例の頻度、全生存期間、MRDの減少推移。さらにBCR-ABL遺伝子の変異解析についても検討する。また、本研究の結果により得られた結果を初発Ph+ALLに対するダサチニブ併用治療の有効性を検証する臨床試験の参考材料とする。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23013 | |
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申請者 | 血液内科医長 吉田 真一郎 |
申請課題 | ボルテゾミブ治療を受けた多発性骨髄腫患者の帯状疱疹発症に関する後方視的調査研究 |
研究の概要 | ボルテゾミブ治療を受けた再発・難治性多発性骨髄腫患者における帯状疱疹発症数(割合)および危険 因子を明らかにすることを目的とする.2006年12月より2009年12月までボルテゾミブ治療を行った再発・難治性多発性骨髄腫患者を対象として調査票を用いた後方視的研究を行い,患者診療記録より患者 背景,疾患の特性,治療内容および効果,帯状疱疹の発生および予防・治療等に関する情報を収集し,集計・解析する。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23012 | |
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申請者 | 呼吸器内科医長 佐々木 英祐 |
申請課題 | 市中肺炎に対するレスピラトリーキノロンの有効性-モキシフロキサシンとガレノキサシンとの比較試験- |
研究の概要 | 市中肺炎患者に対して、MFLXまたはGRNXを投与し、有効性及び安全性について比較検討を行う。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23011 | |
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申請者 | 腎臓内科医長 佐々木 修 |
申請課題 | 慢性腎臓病の予後を問診・画像検査・病理情報から複合的に予測する方法を確立する前向き |
研究の概要 | 低ネフロン数が慢性腎臓病(CKD)の予後悪化因子であることは、剖検症例の検討で報告されている(How W et al. Kidney Int 2006; 70: 104-110)。Brenner BM(N Engl J Med. 1982; 307: 652-659)によるhyperfiltaration theoryからも、その進展機序の理論的説明は十分に可能である。臨床現場において糸球体数を実際にカウントすることは不可能であるが、糸球体数は糸球体密度と皮質体積の積にて算出されることから、腎生検所見による切片内単位面積当たりの糸球体数の計算ならびに画像所見からの推定皮質体積の計算により、個体のネフロン数概算を算出することが可能であると考えられ、得られる情報は、CKD予後予測に重要であると予想される。しかしながら現在、その様な手段は日常診療で利用されていない。一方、ネフロン数 を既定する因子として出生体重が重要であることがこれまでに多く報告されており(Hughson M et al. Kidney Int. 2003; 63: 2113-22, Mañalich R et al. Kidney Int. 2000; 58: 770-773)、実際に低出生体重個体において末期腎不全となる危険率が高いことも明らかになっている(Vikse BE et al. J Am Soc Nephrol 2008; 19: 151-157)。したがって出生時情報は、ネフロン数を推算する際の、且つCKD予後予測をする際の重要な要素であると考えられる。また腎疾患家族歴(McClellan WM et al. Am J Kidney Dis. 2009; 53: S100-106)やBody Mass Index (BMI)(Wang Y et al. Kidney Int. 2008; 73: 19-33)などの情報も容易に取得でき、かつ予後予測において有用な情報となる。本研究では、問診や画像検査、腎生検病理所見から糸球体数を概算するとともに、日常診療において容易に取得できる臨床情報を用いて、CKD患者の予後予測を可能にすることを主な目的とする。本研究によるCKD患者の予後推算式作成は、(透析患者削減の目標に向けた)適切な医療情報提供に貢献する。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23010 | |
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申請者 | 心理療法士 足立 耕平 |
申請課題 | てんかん外科治療後の心理社会的適応について |
研究の概要 | てんかん外科治療後の心理社会的適応について、質問紙調査・面接調査を実施し、てんかん外科治療後に必要とされる心理社会的支援についての基礎情報を得る。 |
判定 | 条件付承認(研究者が長崎医療センター臨床研究センター客員研究員となることを条件として承認) |
申請番号:23009 | |
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申請者 | 麻酔科医師 戸坂 真也 |
申請課題 | 経口補水液(OS-1)を用いた術前経口補水療法におけるアンケート調査 |
研究の概要 | 整形外科の午後手術症例に対して術前に経口補水液「OS-1」を飲んでもらい、従来の輸液による絶食管理との違いについてアンケート用紙を用いて聞き取り調査を行う。調査結果を踏まえて術前経口補水療法が輸液による絶食管理よりも患者に優しい管理法であると判断出来れば、OS1をパスに組み込んでいく。 |
判定 | 継続審査(経口補水液の必要性及び研究結果の活用方法を含めて継続審査とする。) |
申請番号:23008 | |
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申請者 | 総合診療科・リウマチ科医長 宮下 賜一郎 |
申請課題 | 関節リウマチにおける白血球除去療法(LCAP)の有効性、安全性についての研究 |
研究の概要 | 関節リウマチ(RA)の治療法には、関節の炎症を抑える薬物療法や、リハビリテーションなどの治療法があり、症状に応じて外科手術を行われる。白血球除去療法(LCAP)は、RAの臨床症状の改善を目的に薬物療法と併用して実施する治療法で、2004年4月から保険で認められているが、本研究は、薬物療法に抵抗するRA患者を対象に、LCAPを併用して治療を行った際の有効性と安全性の調査を行う。 |
判定 | 承認 |
【第1回倫理審査委員会:平成23年4月4日】
申請番号:23007 | |
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申請者 | 内分泌・代謝内科医長 木村 博典 |
申請課題 | 血液凝固第VII因子欠乏症の遺伝子解析研究 |
研究の概要 | 血液凝固因子第7因子欠乏症を発病するという生まれながらの体質あるかどうかを血液から取り出した遺伝子を調べることによって、より正確に診断する。同一家系での調査を行う。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23006 | |
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申請者 | 外科医長 永田 康浩 |
申請課題 | S-1術後補助化学療法後再発胃癌に対するS-1/CDDP療法の臨床第II相試験 |
研究の概要 | 術後補助化学療法としてS-1治療歴のある再発胃癌に対し、S-1/CDDP療法の効果と安全性を検討する。Primary Endpoint:抗腫瘍効果(奏効割合)Secondary Endpoint: 病勢コントロール割合、無増悪生存期間、全生存期間、治療成功期間、安全性 |
判定 | 承認 |
申請番号:23005 | |
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申請者 | 消化器内科医長 西山 仁 |
申請課題 | 先進医療「内視鏡的大腸粘膜下層切開剥離術(大腸ESD)」の実施 |
研究の概要 | 早期大腸癌(粘膜内癌や粘膜下層軽度浸潤癌)や大腸腺腫は長径が大きくてもリンパ節転移の可能性が無く局所治療のみで根治が得られる。しかしながら従来法であるEMRでその一括切除が困難な場合には腹腔鏡下切除術や分割EMRが行われているが、腹腔鏡下切除術では患者への侵襲性が、分割EMRでは遺残再発の可能性の問題がある。内視鏡的粘膜下層剥離術は腫瘍の大きさに関わらず一括切除が可能であり、その再発率は極めて低いとされている。当該先進医療の実施について九州厚生局に届出を行い、平成22年12月1日付けにて当院での実施が受理されたものである。また施設基準の規定により受理後実施1例について倫理委員会の開催が義務付けられている。 |
判定 | 条件付承認(患者説明文書に、患者が理解しやすくするために、図解を入れることで条件付承認とする) |
申請番号:23004 | |
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申請者 | 麻酔科医師 戸坂 真也 |
申請課題 | 硬膜外麻酔を用いたシバリング予防の研究(2月審査にかかる再審査) |
研究の概要 | 近年、短時間作用型の医療用麻薬であるアルチバが本邦でも発売され、利用可能となった。4-8分という短い半減期を持ち、これまでの医療用麻薬に比べて高い血中濃度を維持することが可能である。これらの特性により手術侵襲から保護する能力に優れており、麻酔での使用頻度は全国的に増加している。しかしながら、その使用により、麻酔覚醒時のシバリング(震え)発生が増加している。これは、患者本人に非常な不快感を与えるだけでなく、術後の心血管系の合併症を増加させることが知られている。シバリングの発生メカニズム自体は多岐にわたるが、術後疼痛が要因の一つあることが示唆されている。当院では、術後のより良い鎮痛を提供するために硬膜外カテーテルから塩酸モルヒネを投与している。モルヒネの硬膜外投与の効果は約12時間持続すると考えられており、より安定した鎮痛効果が得られやすいためと考えられている。今回は、この効果をより詳細に検討すべく前向き研究を施行する。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23003 | |
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申請者 | 脳神経外科医長 堤 圭介 |
申請課題 | スタチンによる小型脳動脈瘤の増大抑制及び破裂予防効果に関する多施設ランダム化比較私見 |
研究の概要 | 未破裂脳動脈瘤の破裂予防に関する臨床的有用性が立証された薬物療法はないが、実験的脳動脈瘤モデルにおいて動脈瘤の増大を抑制し退縮させるスタチンの効果が明らかにされている。本研究では、経過観察を行う5mm未満の小型未破裂脳動脈瘤を対象として、スタチン投与の有無に関する多施設無作為割付試験を行い、その脳動脈瘤増大抑制・破裂予防効果を検証し、未破裂脳動脈瘤に対する薬物療法のエビデンスを世界に発信する。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23002 | |
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申請者 | 臨床研究センター治療研究室長 長岡 進矢 |
申請課題 | 厚生労働省科学研究費補助金 肝炎等克服緊急対策事業「B型慢性肝炎に対する新規逆転写酵素阻害剤テノホビルの有効性・安全性に関する検討」研究班「ラミブジン・アデホビル併用療法効果不良のB型慢性肝疾患に対するテノホビルの切替試験」 |
研究の概要 | ラミブジン・アデホビル併用療法の反応不良例に対するアデホビルからテノホビルへの切替の有効性と安全性を検討する。 |
判定 | 承認 |
申請番号:23001 | |
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申請者 | 麻酔科医長 山口 美知子 |
申請課題 | レミフェンタニル・持続フェニレフリン併用麻酔が高齢患者の麻酔導入時の循環変動に及ぼす影響(後ろ向き検討) |
研究の概要 | これまで高齢者の麻酔導入時に行ってきたレミフェンタニル(オピオイド)・フェニレフリ ン(選択的α1受容体刺激薬)併用麻酔の循環変動に及ぼす影響後ろ向きに検討する。なお、有用性を検討するため、レミフェンタニルの効果部位濃度が気管挿管刺激を抑制する濃度になるように滴定投与した場合の循環変動も調査し比較検討する。 |
判定 | 条件付承認(研究申請者の金出政人医師は研究を継続するために、既に当院の「客員研究員」となっているので、申請書の所属・身分も「客員研究員」とすることで条件付承認とする。) |