研修医の一日~救命救急科~このページを印刷する - 研修医の一日~救命救急科~

午前

出勤・救急外来・ICUのカルテチェック

出勤したら、ICUの患者さんの夜間の状態を確認します。バイタルや夜間のイベント、行った処置などです。夜のうちに新規患者さんの入院があった場合は、そちらも確認します。そして患者さんに会いに行きます。
「一日の業務の始まりです。」
 

朝のミーティング

看護師さん達との合同ミーティングです。手指衛生を行うタイミングを再確認し、その日の救命センターのイベントを確認します。その後、夜勤担当医師より夜勤帯の状態について申し送りをして貰います。夜のうちに新規患者さんの入院があった場合は、担当に入る研修医を相談して決めます。
「今日もよろしくお願いします!」
 

上級医と1日の相談

上の先生と、担当患者さんのその日の方針を話し合います。 血液検査や画像検査の結果、専門の先生の意見を聞いて、その日の処置や輸液の量、輸血の有無、ご飯の量などを決定していきます。
「先生、今よろしいですか?」
 

救命カンファレンス

救命救急科全体で患者さんの治療方針を確認します。 研修医は担当患者さんのその日の方針をプレゼンテーションします。
他の先生達を色んな視点で話し合う大切なカンファレンスです。
「CTでの評価で改善に乏しかった為、主治医と相談し追加のドレナージを検討中です。」

午後

救急車・ドクターヘリの対応

救急車とドクターヘリの初療を、その日の救急外来担当の先生と行います。救急隊からの受入要請の電話から担当し、ファーストタッチから行う検査まで上の先生と相談して行います。ドクターヘリで搬送された患者さんも迎えに行き、そのまま診療を行います。
「Primary surveyに異常はありません」
 

夕方のミーティング


夜勤担当の先生に、担当患者さんについて、日中のイベントや夜間におきそうなこと、その時の対処などについて申し送りをします。
「今日もお疲れ様でした」
 

デスクワーク・勉強

申し送りをした後は、担当患者さんのカルテを書きます。 ガイドラインや書籍を参考にし、勉強につながる大事な時間です。 また、他の研修医とも疑問点や改善が必要な手技を共有し、解決していきます。
「糸結び?いいよ、やろっか」