乳がんこのページを印刷する - 乳がん

イントロダクション

日本乳癌学会 認定医・専門医、日本内分泌学会専門医;
前田 茂人
 

乳癌治療は年々進歩しており、乳癌の性格によって治療法が異なります。治療法は、外科的切除だけでなく、化学療法、ホルモン療法、分子標的治療、放射線治療など多岐にわたります。当センターでは、放射線科による画像診断や放射線治療、乳腺外科による手術(迅速病理診断にてセンチネルリンパ節生検および乳房温存手術)、化学療法、ホルモン療法、分子標的治療、再発治療、疼痛緩和治療、病理科(県内で数少ない病理専門医常勤)による専門的病理学的診断、緩和内科や精神科による緩和医療などがん拠点病院として乳癌診療にも大きく関わっております。

診療内容

  • 乳癌手術症例数

    乳癌手術症例数

乳癌外科治療において、乳房を部分的に切除する際の断端確認やセンチネルリンパ節生検という腋窩リンパ節転移を確認する迅速病理診断が重要になります。当院では病理医が常勤しているため、手術中に確認しながらより正確な手術を行っております。  乳癌患者の会(さくら会)6月3月に開催し、医師や看護師との交流を深めています。また、当センターにはがんサロン(語らん場)があり、毎週火曜日に患者さんが集まり情報交換をすることができます。

診療成績

■乳癌手術症例症例数(過去15年)
年度 例数
2015 108
2014 122
2013 135
2012 85
2011 126
2010 97
2009 80
2008 80
2007 72
2006 58
2005 68
2004 55
2003 59
2002 56
2001 36

 
 

カプランマイヤー生存曲線

  • 乳がん全生存率
 
■病期別生存率
病期別生存率 5年生存率(%) 10年生存率(%)
stage 0 (n=87) 100 100
stage I (n=435) 97 94
stage II (n=571) 93 86
stage III (n=102) 83 54
stage IV (n=43) 58 38