センター長挨拶このページを印刷する - センター長挨拶

教育センター長

長らくその設置が望まれていた教育センターが2007年4月に開設されました。
長崎医療センターはその前身の国立病院時代より臨床教育には特に力を入れてきました。
 研修医教育についていえば、2004年度からローテイト研修が必修となりましたが、当院ではそれに先立つこと40年以上、1971年より既にスーパーローテイト研修を開始し実績を積んできました。
 このように臨床教育に実績に定評のある当院でありますが、教育センター設立がさらなる飛躍と発展のばねになるように努力していきたいと思います。

 私たちが目指しているのは医学医療という専門分野のプロフェッショナルですから、高度で専門的な知識の修得は当然のことです。それに加えて医療人は“人”が相手の仕事です。したがって人間や社会に対する深い理解と洞察力を身につけることも欠かすことはできません。医療人に必要なこれらの能力を修得するための支援をしていくことが教育センターの使命だと考えています。

 長崎医療センターでおこなわれている臨床教育・研修はすでにプロである人々に対する専門教育です。それは成人に対する教育でもあります。成人は学びのニーズとモチベーションをしっかり持っています。成人教育に必要なものは学びのためのいい環境です。学ぶものと教えるものが信頼関係を持ち、互いに尊重し合う、暖かい研修環境が築けるように努めていきたいと思います。

教育センターは「志しは高く、敷居は低く」をモットーにスタートいたしました。皆様方にはこれからなにかとご迷惑をおかけしたり、ご協力をお願いすることが多々あろうかと思いますが、ご支援の程よろしくお願いいたします。